女性の薄毛はより深刻な問題 - 薄毛の原因
薄毛といえばどうしても男性に特有の悩みと思われがちですが、女性にとっても重大な悩みの一つになりえます。薄毛で悩む人の4割は女性だと言われることもあるぐらい、薄毛に悩む女性は多いようです。髪は女性の象徴とも言われるので、薄毛になることは、男性より深刻な精神的負担になります。薄毛の事実を相談する相手も見つからないため、髪型で隠そうと努力したりしますが、薄毛の進行は止まらないため、無力感を感じたりフラストレーションがたまったりするようです。
女性にとっても、最も多い薄毛の原因は男性型脱毛症です。アメリカのデータですが、女性の2割は男性型脱毛症になるといわれています。ある調査では20代で3%(男性では20%)、30−40代で16%、50−60代で24%、70代で28%、80代で32%の女性が男性型脱毛症という結果になりました。特に更年期の女性には、著しい男性型脱毛症の増加がみられるようです。男性型脱毛症は進行し続けるので、待っても元に戻ることはありません。すぐに対策を取らないと、悪化する一方です。その一方で、女性は男性と比べてより多くの種類の原因が関係しやすいという特徴があります。そのため、男性型脱毛症と決め付けて治療を始めても効果が出ない場合があります。まずは専門の皮膚科などに薄毛の原因を調べてもらうことが大切です。女性の薄毛に関しては不明な点が多く、男性のように分かりやすい薄毛のパターンも無いので、自己診断がとても難しいのです。薄毛の原因ごとに対策が違ってくるので、まずは原因を知ることが大切です。
女性の薄毛にとって、男性型脱毛症以外の原因といえば、出産後のホルモンバランスの崩れや過度なダイエット、鉄分不足などの原因があります。また、コーンローやポニーテールなどの、髪を継続的にきつく引っ張るような髪型も、薄毛の原因となる場合があります。また極度のショッキングな体験が起こったときに、自己免疫機能疾患になって円形脱毛症(円形脱毛症といえども、形は円形に限りません)になることがあります。また、髪を引っ張る癖のある人が、何度も同じ場所の髪を無意識に引っ張り抜き続けるのも薄毛の原因になります。
女性の薄毛の治療方法としては、女性の男性型脱毛症に対して唯一効果が証明されている薬がミノキシジルです。男性にはフィナステリド(プロペシアの成分)がありますが、女性には妊娠時のリスクを高めるので使用が禁止されています。ミノキシジルは日本ではリアップというローションとして販売されており、女性用にはリアップレディースという商品があります(いずれのリアップもミノキシジル1%)。ミノキシジル2%を使用したアメリカでの女性に対する実験では、プラセボ(偽薬)を使用し続けた人よりミノキシジル2%を使用し続けた人の方が明確な効果が出たという結果がでています。使用48週間後に1cm2の髪の量を比べたところ、プラセボ(偽薬)のグループが9.4本であったのに対し、ミノキシジル2%使用の人は20.7本になったそうです。早くて使用8週間目から効果が出るといわれます。ただし、ミノキシジルは使い続けないと効果が続きません。また、実験では2%を与えら得た人の6%が頭のかゆみや肌荒れなどの副作用を訴えています(プラセボは4%)。少数の人には頭皮に合わないことがあります。
また、自毛植毛でも結果を出すことができます。でも、男性のほとんどは自毛植毛の結果に満足するのに対し、女性の場合は比較的結果への期待が高いため、全員が満足するわけではなさそうです。そのため、事前にじっくり植毛医と相談して、自分が持っている期待と、実際に自毛植毛から得られる効果とを比較することが重要です。自毛植毛では完全に100%若い頃のようなフサフサの髪に戻すことが難しいからです。
以下に、ルードヴィックによる女性の薄毛パターン図を引用します。女性の薄毛パターンは男性ほどはっきり決まっていないのですが、一般的に女性が男性型脱毛症になると、男性が生え際と頭頂部が集中的にハゲるのとは違って、頭皮全体に幅広く薄くなっていくのが特長です。

画像の出典 ISHRS
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参考文献 参考サイト
日本の書籍やホームページで得られる情報は、情報にかたよりがある場合が多いです。当サイトでは、薄毛対策先進国のアメリカからの情報をメインとし、その中でも最もバランスが良く信頼のおける情報を厳選しました。以下の4つが、主にこのサイトを書くために参考にした情報源です。
『Hair Loss Answers』
『The Bald Truth』
ISHRS(国際毛髪外科学会)のウエブサイト
http://www.ishrs.org/
FDA(米国食品医薬品局)のウエブサイト
http://www.fda.gov/
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