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薄毛対策5500年の歴史3 - 最先端の薄毛対策の登場 - どの薄毛対策が有効か

 1959年代にパンチグラフト自毛植毛(フルサイズグラフト植毛)が開発され、それからの20年間は自毛植毛のスタンダードとなりました。1960年ごろには、ハゲの原因は頭皮のつっぱりであるとされ、それを解消するために頭皮の手術が行われることもありました。1960年代後半には、人工的な髪の毛が大量生産できるようになったことから、カツラや部分カツラなどの生産が活発になりました。

 そして1976年に、人類の薄毛対策の5000年の歴史の中で初めて薄毛を減らし、髪を生やす効果のある薬が見つかりました。それがロゲインやリアップの成分となるミノキシジルです。最初は高血圧用の飲み薬として使用され、その副作用として髪が生える効果が発見されました。1988年になってようやく、ロゲイン(ミノキシジル2%の塗り薬)が初めて薄毛対策に効く薬としてFDA(米国食品医薬品局)に認可されました。でも、その当時はまだ入手するには医者の処方が必要でした。1995年にはFDAがロゲインを処方箋無しで販売することを認可しました。日本では1999年にミノキシジル1%がリアップとして販売されるようになりました。

 1998年にプロペシアの成分であるフィナステリドが薄毛に効く処方箋薬として、ミノキシジルに続いて2番目にFDAに承認されました。現在最も男性の薄毛に効くのはプロペシアであると言われています。そして、女性の薄毛にはスピノロラクトンやエストロゲンの摂取が最も効果的であると言われています。

 少し戻って、1984年には人工毛による植毛がアメリカのすべての州で禁止されました。質の悪い人工毛植毛手術が横行して、手術後のひどい拒否反応や突起、炎症、感染症、傷跡がひどかったためです。一方、1980年代に自毛植毛のほうはパンチグラフト植毛から、ミニグラフトやマイクログラフトに移行していき、北米などを中心に薄毛対策の主役となっていきました。1988年には、さらに進化したフォリキュラー単位の自毛植毛が生み出されて、1995年にフォリキュラーユニット植毛(FUT)が実施されてからは、最も効果的な外科治療として現在まで進化しています。

 カツラのほうは、1991年に頭皮に接着するタイプのもの販売されて以来、それがカツラのスタンダードとなりました。カツラはとても古い歴史がありますが、現在でも最も一般的な薄毛対策かもしれません。その理由は、どんな薄毛の原因にも適用できる汎用性があるからです。



  更新日: 2007年11月 8日


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