FUEという最新のドナー採取テクニック - 自毛植毛を詳しく解説
ドナー採取の際には、例えば縦1cmx横15cmの細長い皮膚を後頭部から切り取ります。切り取った跡の傷は縦に縫い付けて隠します。そのため後頭部には細くて薄い線状の傷跡が横長に残ります。その傷は通常後頭部の髪で隠れますし、薄い線なので問題にならないことが多いです。でもケロイドといって傷口がみみず腫れになる人や、後頭部を縫い付ける肌のゆとりがない人、傷を作りたくない人にとっては問題となります。それらの問題を解決したのがFUE(Follicular Unit Extraction)と呼ばれるドナー採取法です。
FUEは専用の機器を使って、直接後頭部から植毛株を抜き取る手法です。円形の直径1mmに満たないクッキーカッターのような機器を使用します。これがドナー採取や株分けの作業を改善するとしてとても注目されており、FUEを使用するクリニックも広まっているようです。デメリットとしては、1株ずつ抜き取る作業が必要なので、医者にとっても患者にとっても時間のかかる手術になることです。手間がかかる分、通常の植毛よりも高額にもなります。そのため、大量の髪を移植する場合よりも、生え際などの一部を植毛する場合に適しているといえます。
傷跡に関しては、まったく無いわけでもなく、メスを使う時のように1本の長い線の傷はないのですが、薄い湿疹のような跡が残るようです。FUEを実施しているアイランドタワークリニックで手術後の傷の写真を見せてもらいましたが、気にならないといえばならないし、気になるといえばそのような気もしました。でも、この技術は進化の途中で、腕の良いクリニックで受けると通常の1本線の傷より目立たないとの評判もあります。また、ドナーの髪のロスも少ないとされることもあります。でも、場合によっては抜き取る際に隣の毛包を傷つけたりすることもあると指摘されています。
FUEにとって実質的な最大のデメリットは、FUEを実施する際に、後頭部の髪を剃らなくてはいけないことかもしれません。髪を剃って短くしないと確認しながら抜き取れないからです。そのため、大量のグラフトをFUEで植毛するとなると、後頭部の広範囲を剃らなくてはいけません。そうなると、後頭部を剃った状態では、会社に戻りにくいかもしれません。そういった理由でも、FUEは少量の植毛に向いているといえます。
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『Hair Loss Answers』
『The Bald Truth』
ISHRS(国際毛髪外科学会)のウエブサイト
http://www.ishrs.org/
FDA(米国食品医薬品局)のウエブサイト
http://www.fda.gov/
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