薄毛治療 5つの薬 - 薬で薄毛は治せるか
現在までFDA(米国食品医薬品局)に認められている薄毛治療薬は、フィナステリド(プロペシアの成分)とミノキシジル(リアップやロゲインの成分)の2種類しかありません。その他にもデュタステライドという、フィナステリドより効果が高いとされる薬も登場しています。デュタステライドがFDAに認可されていないのは、FDAは効き目だけではなく安全性も含めた総合的な判断をするからです。
薬で薄毛を治そうとする場合のメリットは、手術もせずに本物の髪を維持・成長させることができるところです。生活や人生に大きな影響を与えることなく、すぐに始めることができます。価格も自毛植毛やかつらほどかかりません。デメリットとしては、効き目がでるまでに時間がかかることです。通常早くて3ヶ月、遅くて1年程度かかるかもしれません。また、薬は全員に効果のあるものではなく、効果があるかどうかは試してみないと分かりません。効果が自分の理想とかけ離れて低い場合も考えられます。また、副作用も心配です。
薄毛治療薬として世界的に最もよく処方される薬としては、フィナステリド(プロペシア)、ミノキシジル(ロゲイン/リアップ)、スピロノラクトン、高エストロゲン避妊ピル、コルチコステロイドの5つが代表的です。
1.フィナステリド: 商品名はプロペシア。男性のみ。根本治療ではなく状態をよくする薬。利用可能な薄毛治療薬のうちで最も効果が高いことが証明されている。性欲減退も少しありえる。
2.ミノキシジル: 商品名はアメリカではロゲイン、日本ではリアップ。ミノキシジルの錠剤もあり。男性、女性ともに使用が可能。FDAに「市販」することも認められている唯一の薄毛治療薬。店頭で購入できるので、一番広く一般に広まっている。FDAに初めて認可された薄毛の治療薬。根本治療ではなく、育毛をサポートする薬。人によって効果はまちまち。頭皮のかゆみの原因になりえる。
3.スピロノラクトン: 商品名アルダクトン。女性のみ使用可能。女性にとってのプロペシア的存在。ローションも存在する。いやなにおいがデメリット。女性にとってはホルモンバランスを調整するが、男性の場合ホルモンの乱れによる乳房のふくらみなどの可能性があるため使用されていない。
4.避妊ピル: 女性ホルモンのエストロゲンを含む避妊用ピル。人工的にエストロゲンレベルの高い月経時の状態を作り出して避妊するのが本来の目的。服用のメリットは、望まない妊娠の回避と、にきびの回避、肌つやの改善、骨量の改善、更年期の症状を和らげるなどがある。デメリットとしては、子宮がんや心血管系の合併症(cardiovascular complication)、乳ガンになる可能性が若干高くなるというリスクもある。
5.コルチコステロイド(Corticosteroid hormone injections): 自己免疫システムの病気を治すときにも使われる。円形脱毛症の治療に適用されることがある(男性型脱毛症の治療薬ではない)。
男性の場合は、プロペシアとリアップ(ロゲイン)が最も効果の期待できる薬です。プロペシアとリアップ(ロゲイン)に関しては、別の記事で詳しく解説していきます。
女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが血液中に存在するため、男性型脱毛症の原因となるDHTの働きをブロックしてくれます。でも、女性が更年期になるとエストロゲンレベルが低下するため、男性型脱毛症になる可能性が出てきます。女性が男性型脱毛症になった場合、エストロゲンを含む避妊ピルで薄毛の治療をすることがあります。いずれにしても、女性の場合は男性よりも単純な薄毛パターンがないので処置が難しく、慎重に治療を行うことが重要です。また、女性に効く薬として、スピロノラクトンがあります。ある専門雑誌の調査では、80%の女性に男性型脱毛症の改善がみられたとのことです。よく効くことから、スピロノラクトンは女性のプロペシアと呼ばれることがあります。
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参考文献 参考サイト
日本の書籍やホームページで得られる情報は、情報にかたよりがある場合が多いです。当サイトでは、薄毛対策先進国のアメリカからの情報をメインとし、その中でも最もバランスが良く信頼のおける情報を厳選しました。以下の4つが、主にこのサイトを書くために参考にした情報源です。
『Hair Loss Answers』
『The Bald Truth』
ISHRS(国際毛髪外科学会)のウエブサイト
http://www.ishrs.org/
FDA(米国食品医薬品局)のウエブサイト
http://www.fda.gov/
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