ミノキシジルは世界で初めて認可された薄毛薬 - 薬で薄毛は治せるか
ミノキシジルとは、世界で初めて「薄毛対策」への効果が証明され、FDA(米国食品医薬品局)に1988年に認可された薬です。今でも薄毛の治療薬としてFDAに認可されている薬はミノキシジルとフィナステリドの2種類しかありません。男女共に使える認可された薄毛対策の薬は、ミノキシジルだけです。
元々ミノキシジルは、高血圧の薬としてFDAに認可されていた薬でした。その薬には変わった副作用があり、「どこから生えるか分からないが毛が生える」ということが分かりました。場合によっては頬から毛が生えたり、おでこから生えたりしたこともあるそうです。そこで、ミノキシジルをピンポイントに局所に適用できる塗り薬が開発されました。日本では大正製薬がリアップとしてミノキシジル成分1%を市販しています。アメリカではロゲインという名前で販売されていますが、これはミノキシジル成分2%のものと5%のものの2種類が存在します(女性は2%のみ)。
主に18歳から45歳までの白人男性を対象に行った臨床実験では、ミノキシジル2%を使用して4ヵ月後には26%の男性が少しから濃い髪の成長があったとしており、プラセボ(偽薬)の11%と比べるとはっきりとした効果の違いがあることが分かりました。なお白人女性を対象にした調査では、8ヵ月後には19%の女性が少しから濃い髪の成長があったとしています(プラセボは7%)。
このように、はっきりと効果があることが証明されているのですが、「奇跡の薬」というには程遠く、目を見張るような結果が出るのはごく一部の人に限られます。さらに効果が出るまでには、半年ぐらい地道に使い続けなくてはいけません。でも、まだ薄毛が初期段階の人や、これ以上髪が抜けないように現状維持したい場合には役立ちます。また、生え際の薄毛より、頭頂部の薄毛の方が効き目があるそうです。
ミノキシジルがどのように薄毛に作用するかの仕組みについてはまだ解明されていません。何らかの原因で毛包の組織と活動に影響を与え、成長期を途中で終わらせようとする「薄毛の症状」をストップします。そして、成長期を続けさせることで、太く長い髪の成長を促進します。そのため、ミノキシジルは一時的な育毛促進のようなもので、薄毛の根本を治療する薬ではありません。また、使用をいったん使用を停止してしまうと、根本原因が改善されたわけではないので、数ヶ月で元通りの状態になることもありえます。それでも、若い頃から使い続けることで、薄毛の進行を遅らせることは期待できます。
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参考文献 参考サイト
日本の書籍やホームページで得られる情報は、情報にかたよりがある場合が多いです。当サイトでは、薄毛対策先進国のアメリカからの情報をメインとし、その中でも最もバランスが良く信頼のおける情報を厳選しました。以下の4つが、主にこのサイトを書くために参考にした情報源です。
『Hair Loss Answers』
『The Bald Truth』
ISHRS(国際毛髪外科学会)のウエブサイト
http://www.ishrs.org/
FDA(米国食品医薬品局)のウエブサイト
http://www.fda.gov/
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