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プロペシアの副作用と性欲減退 - 薬で薄毛は治せるか


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 プロペシアはとても安全な薬といえます。調査では、プロペシアを飲んだ96%の人が副作用を体験していません。これは、他の薬と比べるととても優秀といえます。プロペシアの副作用として最もよく心配されるのが、性欲減退やインポテンツです。日本でプロペシアを販売している萬有製薬のマニュアルをみると、日本で行われた臨床試験において、性欲減退が1.1%、勃起機能不全が0.7%発生したと書かれています。この1%程度の確率は副作用と言うには難しく、むしろ薬を飲んでいるという意識からの思い込みの範疇とも考えられます。海外での大掛かりな二重盲検比較試験(医者も患者も本物か偽物かを知らされないで、本物と偽物の効果を比較するテスト)では、性欲減退が1.8%(偽薬が1.3%)、勃起不全が1.3%(偽薬が0.7%)、射精量の減少が0.8%(偽薬が0.4%)となっています。少ないながらも一定して、本物のプロペシアのほうが副作用の確率が高くなっています。そのため、少しは性欲減退に相関関係があるのかもしれません。

 萬有製薬のプロペシアのマニュアルにはその他の副作用として、乳房肥大、口唇腫脹、顔面腫脹などが頻度不明で発生するかもしれないと書かれてあります。これは日本のテストでは発生しなかったけれど、海外でまれに報告されているものです。でも、海外のテストでは、これらの症状は本物でも偽物でもほぼ同じ確率で少数に発生しているようで、プロペシアが原因とは言いがたいようです。ただし、プロペシアの成分フィナステリドをプロペシアの5倍含む前立腺専用の薬プロスカーでは、もう少しだけ高めの確率でこれらの症状が発生するようです。

 これらの副作用が起こったとしても、通常は使い続けることによって副作用が無くなるようです。むしろ、DHTに変換されないテストステロンが残るために、性欲減退の副作用に関しては逆の状態になる可能性もあると考えられます。プロペシアを飲んだ15%の人は、テストステロンが増えているという結果もあるそうです。アメリカでは、プロペシアは10年も前に認可された薬であり、バイアグラやアスピリンなど一般的に服用される薬などに比べてもかなり副作用が小さいことから、薄毛対策の薬として定着した存在になっています。

 また、良い副作用もあると考えられます。プロペシアの成分フィナステリドは、元々前立腺肥大を治すためにも開発されています。フィナステリドは薄毛対策の薬として認可されるずっと以前から、前立腺肥大用の薬としてFDAに認可されていました。そのため、少量を飲み続けることは、前立腺肥大や前立腺がんを予防することにもなると考えられます。フィナステリド5mgのプロスカーという薬のテストでは、7年間に渡り長期にテストしたところ、前立腺がんの発生人数がプラセボ(偽薬)1147人(全体の24.4%)に比べてプロスカー803人(全体の18.4%)と顕著な減少を示したようです。



  更新日: 2007年11月 8日


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