プロペシアの二重盲臨床試験結果 - 薬で薄毛は治せるか
1997年に発表されたプロペシアの臨床試験の概要は以下です。
・被験者は1879人(うち生え際のみが326人)。
・被験者はプロペシア成分1%、または偽薬(プラセボ)を渡された。
・二重盲式(患者も医者も誰が偽薬を渡われるか分からない)で行われた。
・研究調査員、皮膚科専門医、患者自身のそれぞれが効果を測定。毛のカウントも実施。
・患者は18歳から41歳までで、すべて完全に脱毛しきった人ではなく、ある程度薄毛の進行している人が対象。
・試験期間は12ヶ月と24ヶ月。
プロペシアの試験結果
・調査員による評価によると、使用12ヶ月後に髪が増えたと判定されたのは、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、65%:37%(24ヵ月後にはプロペシア:プラセボが、80%:47%)。
・写真を使った判定によると、使用12ヵ月後に髪が増えたと判定されたのは、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、48%:7%(24ヵ月後にはプロペシア:プラセボが、66%:7%)。
・5.1cm2の円の範囲での毛の本数カウント調査では、プロペシアを服用した人がプラセボ(偽薬)より多く、使用期間12ヶ月で107本の差、24ヶ月で138本の差が出た。(ちなみに被験者の多くは西洋人で、西洋人は1cm2あたり150〜250本の髪があるとされている。)
・プロペシアを使用することにより、最初の12ヵ月間は本数が増え続けたが、その後24ヵ月後までは12ヵ月後の平均本数を維持している。24ヵ月後に、プラセボ(偽薬)と138本の差がついたのは、むしろプラセボ使用者の髪が抜けていったからである。
・プロペシアを12ヶ月で中止した人のグループは、24ヵ月後にはプラセボ(偽薬)を最初から与えられた人の12ヵ月後の髪の本数レベルにまで減っている。でもこれにより、プロペシアを使用した12ヶ月分は無駄になっていないことがわかる。
・逆に、薄毛が進行した被験者の割合は、使用12ヶ月後には、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)で、14%:58%(24ヶ月後には、プロペシア:プラセボが、17%:72%)となった。
・早くて3ヶ月で効果を出す被験者がいた。
・人種の違いによる満足度の差はほとんどなかった(アジア人は被験者は少ないが、一番よい結果が出ている)。
・閉経後の女性へのテストでは、プロペシアは効果が見られなかった。
・生え際に関しては若干数字が低いが、同じように髪の増加が確認されている。
副作用についてのデータ
・性欲減退は、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、1.8%:1.3%。
・勃起不全は、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、1.3%:0.7%。
・射精量の減少は、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、0.8%:0.4%。
・副作用による調査中止は、プロペシア(本物):プラセボ(偽薬)が、1.7%:2.1%(プラセボの方が多いのに注目)。
・性生活に影響を与えたかどうかでは、プロペシアとプラセボでほぼ差はなかった。
・髪の毛以外の体毛の成長には影響がなかった。
・上記の副作用を受けても、使い続けた被験者の58%は症状が回復した。
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参考文献 参考サイト
日本の書籍やホームページで得られる情報は、情報にかたよりがある場合が多いです。当サイトでは、薄毛対策先進国のアメリカからの情報をメインとし、その中でも最もバランスが良く信頼のおける情報を厳選しました。以下の4つが、主にこのサイトを書くために参考にした情報源です。
『Hair Loss Answers』
『The Bald Truth』
ISHRS(国際毛髪外科学会)のウエブサイト
http://www.ishrs.org/
FDA(米国食品医薬品局)のウエブサイト
http://www.fda.gov/
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